FX投資家の失敗の多くは「レバレッジ管理の失敗」が原因です。スワップ金利目的で始めたFX投資は特にその傾向が強いようです。FXを始めるにあたり「レバレッジの理解」は疎かになりがちな傾向があるからです。ここでは、私のメルマガでの連載を元にFX投資が注意すべき「レバレッジ管理」のポイントをまとめてあります。

レバレッジとは何かをまずご説明します。FXを始めると数日もすればレバレッジという言葉は自然に覚えてしまいます。でも、覚えただけでは利益には繋がりません。レバレッジとはどう利用していけば良いのかを掘り下げていきましょう。

レバレッジ●倍といっても、最初はピンときません。レバレッジとはでレバレッジ1倍の状態についてはご説明しました。では、2倍・3倍・・・100倍とはどういう状況下をここで考えてみます。レバレッジが高くなった時の有利な点と不利な点の両方を押さえてみましょう。

FX投資が最初に失敗する原因は、運用がうまいヘタではありません。レバレッジ管理がまずくて失敗するケースがほとんどです。具体的には最初から高いレバレッジで売買をして損を膨らませてしまいます。これにはリスクと危険という言葉の響きの問題もあるのではないかという気がしています。レバレッジ300倍が可能な口座で、いきなりレバレッジ100倍以上で勝負をしてしまう。これは、大損するか大儲けするかの賭けのはずなの...

レバレッジの計算は簡単に出来ます。なれると暗算で出来ますので覚えておきましょう。たまに、自分のポジションのレバレッジを計算する習慣を作っておくようにしましょう。そういう習慣を作っておく事で、レバレッジ管理が自然に出来るようになります。

レバレッジの管理は、FXの成否を決める重要な要素です。しかし、このレバレッジ管理を一律に「●倍」とするのは失敗の元でもあります。ここでは、それがなぜ駄目なのかをご理解頂きます。

FX投資を始めて勝利につなげていくためには、投資家本来の投資行動を知っておくと有利です。多くの投資家がFXに挑みながら、そのままではほぼ100%の確率で数年以内に消えていきます。そのメカニズムは、実は科学的に実証されている事でもあります。損をし易い投資家心理を知る事が出来れば対策を立てる事も可能となります。その対策を実行していく事により、損の金額が少なくなり利益が増える事に繋がっていきます。

FX投資の理想的な姿は利大損小です。利益が大きく損が少なければ残る利益は大きくなります。ところが現実には利大損小ではなく、利小損大となる投資家が非常に多いのが現状です。利益が少なく損が大きければ結果としては損がどんどん膨らんでいきます。実は、利小損大となる背景には、投資家の本能が深く関与しています。この本能を意識しておく事で今後の投資運用の見方が少し変わってくるはずです

「1年での収支であればプラスになる投資家は大体20〜40%」「5年続けて収支がプラスとなる投資家は1%程度」株や商品先物の世界では昔からこういう事が言われてきました。FXはまだ歴史が浅いのですが、ここ7年くらいみてきたところでは同じことが言えそうです。FXの真実は非常に厳しいものでもあります。

FXで買いポジションを作ったりした後に利益が乗るとすぐに利益を確定したくなります。その後、更に上昇して悔しい思いをした経験はどなたもお持ちだと思います。「次こそ、利益がドカンと乗るまで待つぞ!」・・・と思っても、次ぎもすぐ利益確定してしまいます。その逆に損の時は我慢して含み損を増やしてしまい、大きな損をしてしまったりします。投資家心理は、利益と損を公平に扱うことは出来ないようになっているようです。...

FXではなぜか、大損に大損を重ねる傾向があり、数ヶ月程度の短期間で資産をほとんどなくしてしまうケースがよくあります。FXで大損する典型的なパターンがこれです。最初は少し儲けたり少し損をしたりしている。・・・収支トントン損がだんだんかさみ始める。        ・・・5%くらい損相場激変で大損する。           ・・30%くらい損大損の後に更に大損            ・・90%くらい損過...

FXに勝つために最初にすべき準備があります。前回FX破産のメカニズムでは、大損の後に更に大損し易い理由を説明しました。今回は、最初の対策です。FXで勝つためには「負けない」事がその第一歩になります。負けない・・と書くと「絶対損をしない」と誤解する方もいるかもしれませんね。これは、言い換えるとこういう意味です。FXで負けないとは、きっちりとした損切りが出来るようになり損が少なくなるという意味です。絶...

損切りは絶対駄目こう考えている投資家は多いのですが、これは前回までご説明した投資家の損への恐怖心が根底にあります。もしもまだあやふやであれば、FXとは勝者1%の基礎を最初から読んでみて下さい。この考えがある限り、損切りが遅くなり運用がうまく出来ません。損切りをしないで済まそうという発想は、含み損の増加を通じて投資家を窮地に追い込む結果となります。スワップ放置口座の損切りについては、ちょっと考え方が...

スワップ投資の放置口座として私のFXメルマガでは、ひまわり証券口座の運用状況を公開しています。損切りを基本的にしないスワップ放置口座の場合、良い損切りの判断には悩むかと思います。確かに、スワップ放置投資では、そもそも損切りの基準自体がありません。円高になっても基本的にはポジションを持ち続ける事が戦略でもありますので損切りはないのです。この戦略にはメリットとデメリットの両面があります。メリット・・損...

FXで勝つには、2つの条件があります。今回は、勝つために大切な2つの条件についてお話します。前々回のFX損切りの中で「良い損切りと悪い損切り」についてご説明しました。良い損切りが出来るようになり、悪い損切りが少なくなれば、損をする金額が確実に減っていきます。一言で示せばこうなります。利小損大 → 利小損小今まで、損の金額が大きかったのが減りますので、全体の収支はトントンになっていきます。でもこれで...

損失回避の本能についての説明をちょとまとめておきます。この辺は、FXで成果を出しておくためにもきっちりと理解しておくべき部分ですので復習しておきましょう。まず、FX投資をしていく上で「投資家の本能」として理解しておくべき事が二つあります。投資家は、恐怖心が非常に大きく損切りが遅れるのが普通の状態。投資家は、大損の後に大損し易い傾向がある。この二つの本能は、プロスペクト理論で説明できます。簡単にまと...

FXに限らず、株でも商品先物でも利益を出し続けている投資家に共通している事があります。「相場の予想はしない。或いは相場の予想に頼らない」チャートをじっと見て「相場はこう動くだろう」という予想は基本的にはしません。これには、いくつかの重要な成功のために知っておくべき重要なポイントがあります。それはこれです。「相場の予想を当て続ける事は出来ない」詳細を今回ご説明します。

為替相場はこれから上がる。自分の頭の中の思い込みは、根拠の有無に関わらず自分自身の心を縛ります。縛られた心は、投資行動にも悪影響を及ぼし易くなります。FX失敗の大きな原因の一つは、その「自分の予想による呪縛」です。これには既に有効な対策があります。ですが、対策の前にその仕組みをしっかりと理解しておきましょう。

FX売買が予想に縛られている事での弊害を前回まで説明してきました。ここでは、予想にしばれれない事でどうなっていくのかをお話します。

変動感覚とは、場帳やグラフでの値の受け止めで身に着けるものです。まあ、「上手にポジション操作」をしていく基礎技術とでも理解しておけばよいと思います。私達は、基本的に相場の予測はしません。予測は失敗の原因となるという事を過去の失敗で身にしみて学んでもいるからです。その代わりに毎日「場帳とグラフ」の記入を続けています。それが変動感覚を磨くという意味です。これだけで十分です。

相場の変動感覚とは、春夏秋冬の如きようなものかもしれません。冬の次には春が来て 春の次には夏が来る夏の次には秋が来て 秋の次には冬が来る冬の終わりには春一番などの春の兆候がでてきます。でも、春一番が吹いた後でも何度も寒が戻り、なかなか春らしくはならないですね。でも、冬の後には必ず春がきます。冬がずっと続くことも無ければいきなり夏になる事もありません。「でも、いつ春になったかは後からしか判断出来ない...

相場で生活費を稼ぎ続ける人にはいくつかの共通点があります。その一つが「基本的に相場予想はしない」事です。では、何をしているかというと「場帳とグラフで相場を感じている」のです。実際に、私自身もFXでも株でも商品相場でも、場帳とグラフを使って売買してきました。現在は、FXと商品に絞って売買していますが、やり方は一緒です。グラフで全体の傾向を感じる場帳で日々の値動きを受け止め売買判断をするこれで日々相場...

投資家の心理を理解して頂く為に前回3つの質問に答えて頂きました。実は、その内の一つは実際にスウエーデンでのある実験で使われた質問なのです。非常に興味深い結果が出ています。その前に、皆さんに考えていただきます。前回の質問の結果はどうなると思いますか?例えば、車の運転技術がどれくらいかという質問などどうでしょう。平均以上の腕前と答えた人平均並みと答えた人平均以下と答えた人それぞれどれくらいの割合だと思...

投資家というのは、なぜか何度も同じ失敗を繰り返します。私もそうなのですが、過去の失敗を振り返ってみても「なんでこう繰り返すのか」と言いたくなります。自分が情けなくなるほどに同じ失敗を繰り返してしまいます。その原因が今回のアンケート結果にあります。

FXでは、投資家の売買判断は公平である方が当然成功し易くなります。しかし、実際の判断にはかなり偏りがあり、歪む傾向があります。その理由は、前回まで書いてきた「自分への甘さ」があります。

ここ数回で書いてきたことを少し振り返ってみます。3つのアンケートに答えていただきました。人間の多くは、「自分は平気以上」と考えている。人間の多くは、自分に甘く他人に厳しのが普通である。「成功は自分の実力 失敗は他人のせい」と基本的に投資家は考え反省も少ないので同じ失敗を繰り返す傾向がある。以上のような流れで書いてきました。私もそうですが、投資の世界では同じ失敗を繰り返してしまう方が非常に多いのです...

FX投資だけでなく、投資の成功と失敗には共通点があります。これを知っておけば「何をやれば成功するか」と「何をやれば失敗するか」がわかってきます。本来成功者であるはずの相場師達も成功と失敗を繰り返しています。ここでは、彼らと私たち投資家の成功と失敗の共通点を見つけていきます。

自己責任の意味は誰もが理解しています。でも、それを本当に実行できる投資家はわずかです。それは、「成功は自分の実力 失敗は他人のせい」と誰もが考えてしまうのが普通だからです。この根本的な考え方を変えていかねば、いつまで経っても安定した利益を出せるようにはなりません。これを正すのが第二のアドバイスとなります。

FX初心者への3つめのアドバイス、今回が最後です。「私は実力で儲けられる運用力を身につける」最後は決意表明です。この気持ちを心の中に強く持ってください。この実力という意味は、このサイトにくるまでに持っていた実力とは違う意味である事を理解した上でこの決意を持つ事が重要です。

普段何気なく口から発している言葉。実は、投資家はその言葉によって支配されています。この言葉による支配を言葉を支配する側へと変えていくのが、投資家が良い方向に向かっていく効果を生み出します。こう書いても多分何のことかわからないと思います。もう少し詳しく書かせて頂きます。

FXは、派手な宣伝は目につきますが現実はほとんどの人が儲からない投資です。これは、株と商品相場と勝率としては全く同じと言ってもよいかもしれません。このサイトの「FXとは・・勝者1%の基礎」では、ノーベル賞を受賞した行動経済学の学者の理論を元にFX投資家の心理や行動を解明してきました。「投資家はなぜ放っておいても損をし続けるのか」今まで、業界内部でもこれは一つの常識であり、研究テ−マの一つでした。投...

「成功は運用により 失敗は管理による」FX投資で勝つ流れを作る方法は、この一言に集約されています。これは投資格言の一つです。投資で利益を出すのは運用力がものをいう。それに対して失敗というのは運用ルールやポジション管理などが原因となるという意味です。この管理には「心の管理」も入ります。例え、運用ルールを完璧に作ってもそれを実行に踏み切らせるのは、私達の心だからです。これは、日常生活や学校などで、ルー...

FX投資3つめのアドバイス、今回が最後です。FXとは・・勝者1%の基礎での大きなテーマが、「投資で勝つためには人間の感情の基本部分を理解が必要」という事です。今回の連載の元となった行動経済学は日本人が作った理論ではありません。これは、日本人投資家に関する一つの定説が間違っているという事でもあります。「日本人は世界の中でも投資がヘタ」昔からよく言われてきた事です。でも、今回の理論は欧米投資家を実験対...

FXとは・・勝者1%の基礎で指摘してきた投資家の様々な感情は、頭に入りましたでしょうか?ここでの感情は今後の皆さんの投資活動に役に立つであろうものばかりだと思います。これらを理解して意識していく事で大失敗をするケースはかなり減るはずです。ずっと刻んでおければ多分大失敗は無くなります。でも、人間ってそんなに優秀じゃあないんですよね。時間が経つと忘れてしまったり、気持ちが薄くなってしまいます。だから、...

お気楽FX比較について

サイト記事はメルマガ連載記事を再編集しながら作成しております。FXメールマガジンは2004年より発行中です。お陰さまで発行回数2200回を超えました。登録・解除無料です。実際の運用状況を公開しながら、解説をしていく実践しやすいスタイルです。中長期で資産を増やし続けていきたい方向けです。

相場生活入門 まぐまぐページ

 

posted by +横澤清久。mail:info@han-rei.com

TOPへ