FX 勝つための2条件
FXで勝つには、2つの条件があります。今回は、勝つために大切な2つの条件についてお話します。前々回のFX損切りの中で「良い損切りと悪い損切り」についてご説明しました。良い損切りが出来るようになり、悪い損切りが少なくなれば、損をする金額が確実に減っていきます。一言で示せばこうなります。
利小損大 → 利小損小
今まで、損の金額が大きかったのが減りますので、全体の収支はトントンになっていきます。でもこれでは不十分ですよね。利益が少ないままですのでFXで勝つ状態にはほど遠いのです。欲を言えば、こうなって欲しいと誰もが思っています。
利小損大→利大損小
利益が大きく損が少なくなれば当然全体の利益は増えていきます。これが、FXで勝つ状態と言えます。この流れは次から話す手順で可能になります。まずは、その流れを頭に入れておきましょう。
FXで勝つためにする2つの事
FX運用で利小損大から利大損小となるには2つの事が必要です。
- 良い損切りが出来るようになる → 損大を損小に変える
- 運用技術を上げる → 利小を利大に変える>
運用ルールを作り損切りをきっちりと実行していけば、損の金額は少なくなります。それと同時に運用技術を磨いていく事で利益も大きくなっていきます。この2つを良くしていけば、自然と利小損大から利大損小となっていきます。
とはいえ、順番的には「良い損切り」が出来るようになるのが先です。少しでも損切りが出来るようになるといろんな意味で自信が出てきます。良い損切りも最初は凄く落ち込みます。損切りというのは、誰でも嫌なものです。いずれ儲けるためと思っていても心の中は複雑なのです。その後に利益を出せたりするようになってくると「これで良かった」という自信が出てきます。
これは、やった人でないとわからないですけどね。
私達がやっているのは、毎日5分の場帳・グラフの記入作業のみです。場帳記入した際に、「損切り」「利益確定」「新規仕掛け」を決めます。この中で、初期の頃に一番辛いのは「損切り」の判断です。
- 場帳記入時に「損切り」と決まった。
- でも・・・注文が出せない
なんてことはよくあります。でも、多くの先輩達はこの壁を乗り越えてきています。1度目は辛いのですが、2度目はそれほど辛さが半減します・3度・・・4度・・・、だんだんと淡々と損切りが実行できるようになります。その頃には年間の収支がプラスになっています。
利小損大 → 利小損小 → 利大損小
この流れが、儲け続ける投資家となる手順だと思っておくと良いでしょう。
FXで勝つための道 運用ルールの中身は大事
皆さんがそれぞれ選んだ投資法があるはずです。基本的には成功者の運用ルールを忠実に守っていきましょう。出来れば、情報商材などの投資法ではなく「キヨヒサの本棚」にあるような教科書本を本屋で購入して運用ルールを作るのをオススメします。
独学でFX運用を成功させようという方も多いと思いますが私はオススメしません。私のFXメルマガでも書いていますが、独学で成功できるのは天才だけです。私のような凡人では独学は毒学となり易いのです。
凡人は、本当の成功者達の基本を学んでいけばよいのです。ここ数十年の間に、多くの成功者を出してきた投資法がいくつか存在します。それらは、高いお金を出さなくても実践が出来るものばかりで本屋さんで買えます。以下は、どれも私が投資の教科書と読んでいる本です。
- あなたも株のプロになれる(立花義正)
- プロが教える株式投資(板垣浩)
- 株式サヤ取り教室(栗山浩)
- うねり取り入門(林輝太郎)
全部、2000円以内くらいの値段で書店で販売されています。板垣先生の本が初心者にはオススメです。他の本は初心者にはかなり難しく感じるはずです。板垣先生の本も難しく感じる方もいるようです。でも、わかるまで何度も読み直して下さい。大事な事が沢山書いてあります。これらは株式投資の本ですが、FXに応用が可能です。FXで教科書本と出来そうなものは現状見当たりません。
上記の本は、初心者の方は絶対に買わない本ですが、セミプロ以上の方のほとんどが読んでいます。言い換えれば、それらの本を基礎として成功した投資家がそれだけ多いという事です。「初心者は絶対に買わない理由」は、現物を見ていただければ分かります。まずタイトルが凄く地味です。そして本を開けば小さい文字だらけだらけで図も少ないのです。初心者の方が好む「分かり易さ・派手さ」が全くないからです。
「1億円! 儲けちゃった! 私の投資法!」
そういったタイトルで絵とか大き目の文字が中心の売れ筋の投資本とは全く違うのです。だから、初心者の方が最初から上記の本を読む可能性はほとんど無いのです。でも、全部20年以上前に書かれたものばかりです。通常の投資本の寿命は2年程度です。でも上記の本は今でも書店に並んでいます。これだけでも、これらの本の内容の持つ厚みが想像できるはずです。
FXの運用ルールを作るうえでも非常に有益です。
まずは、これらの本で勉強していきましょう。どうしても欲しい情報商材などがあればそれから購入しても良いと思います。注意して欲しいのは、同じ投資法の名前だからといって高額商材を購入してはいけないという事です。例えば、「サヤ取り」などはちょっとブームになったりして、おかしなものが沢山出てきています。
「うねり取り」「リズム取り」「サヤすべり取り」なども同様です。
基本的に教科書本を読み込んでその通りに売買道具をそろえていけば、余計な出費は要らないのです。
本読めばそれで十分です。本読んで理解できないようであれば、尚更訳のわからない商品は購入してはいけません。
あとは、私のメルマガやサイトでもFX向けへ売買道具をアレンジして紹介していますので、それらを参考しされてもよろしいでしょう。
次回、損失回避の本能へ続く
FXとは・・勝者1%の基礎 目次
FXとは・・勝者1%の基礎 目次
- FXとは勝者1%の基礎
- プロスペクト理論と利大損小の関係
- FXの真実 勝者は1%
- 投資家心理は不公平
- FX破産のメカニズム
- FX 勝つ最初の準備
- FX 損切りが出来るようになる手順
- スワップ投資 損切り放置口座の扱い
- FX 勝つための2条件
- 損失回避本能のまとめ
- FX 予想は失敗の元凶
- アンカリング効果予想しても勝てない原因
- FX 売買自由への道
- 磨くべきは変動感覚
- 変動感覚は春夏秋冬の如し
- 相場は予想するものではない
- 投資家の心理テストから見える意外な成功のヒント
- 投資家は自分の心の中を知らない
- 投資家が同じ失敗を繰り返すのはなぜか
- FXの判断が歪む理由
- 相場師と投資家の違い
- 相場師も反省しない
- FX投資 FX情報を捨ねば勝てないのはなぜか
- FX投資 本当の自己責任
- FX投資 運用力
- 言葉 投資家
- 損ばかりのFX投資
- FX投資で勝つ
- 欧米投資家
- FX投資成功の出発点