FXの真実 勝者は1%
「1年での収支であればプラスになる投資家は大体20〜40%」
「5年続けて収支がプラスとなる投資家は1%程度」
株や商品先物の世界では昔からこういう事が言われてきました。FXはまだ歴史が浅いのですが、ここ7年くらいみてきたところでは同じことが言えそうです。
FXの真実は非常に厳しいものでもあります。
FXは普通にやれば普通に損をする
FXだけでなく、証券会社社員の時代、サラリーマンの時代、メルマガ発行者の時代、過去20年に渡って私は数多くの投資家と関わってきました。その経験からも本当に儲かっている人の割合が1%という数字はほぼ間違いないと実感しています。
不思議ですね。
FXは、売りと買いしかありません。単純な売りと買いだけなら勝率は50%なので、もうちょっと儲けている投資家が多くでもよいはずです。でも、1年での収支でみても儲かっている投資家の割合が50%を超えることはまずないのです。
去年は円高だったからねぇ。
・・・といいたいところですが、それもあまり関係ありません。
数年前にどこかの調査会社でFXで儲かっているかどうかの調査をした事があります。その当時はスワップ投資が全盛だった時です。サイトやブログでは、どこでも儲かってしょうがないという感じの状況でした。
FXの真実は、それでも厳しいものでした。その時でさえ儲けていると答えた人の割合は4割程度だったのです(ちょっと調査会社の名前が思い出せませんが、5割は超えていなかったと思います)。スワップ投資がもてはやされて、FX投資家の9割がスワップ投資をしていた時でも真実はこんな状況だったのです。
・・ ここから見えてくる事はこういう事です。
「投資家は普通にやっていたら損をするのが普通」
FXより歴史の深い株や商品先物業界では、昔から言われていた事でもあります。FXにもこれは当てはまるようです。
でも、どうして投資家が損をしていくのかを説明する学説などは無く、その対応策も考えられないままでした。
それを経済学+心理学で明らかにしてくれたのが、行動経済学です。投資家が損をし易い背景には、人間の本能に関わる性が深く関係しているようです。
とはいえ、株や商品先物やFXで私の周りの投資家で利益を出し続けている人はかなりいます。ここから言えることは1%の勝っている投資家と99%の損してしまう投資家では、投資のやり方に大きな違いがあるのだという事です。何が違うのかはいずれお話します。
次は、投資家心理は不公平です。
FXとは・・勝者1%の基礎 目次
「FXとは・・勝者1%の基礎」の目次です。
- FXとは勝者1%の基礎
- プロスペクト理論と利大損小の関係
- FXの真実 勝者は1%
- 投資家心理は不公平
- FX破産のメカニズム
- FX 勝つ最初の準備
- FX 損切りが出来るようになる手順
- スワップ投資 損切り放置口座の扱い
- FX 勝つための2条件
- 損失回避本能のまとめ
- FX 予想は失敗の元凶
- アンカリング効果予想しても勝てない原因
- FX 売買自由への道
- 磨くべきは変動感覚
- 変動感覚は春夏秋冬の如し
- 相場は予想するものではない
- 投資家の心理テストから見える意外な成功のヒント
- 投資家は自分の心の中を知らない
- 投資家が同じ失敗を繰り返すのはなぜか
- FXの判断が歪む理由
- 相場師と投資家の違い
- 相場師も反省しない
- FX投資 FX情報を捨ねば勝てないのはなぜか
- FX投資 本当の自己責任
- FX投資 運用力
- 言葉 投資家
- 損ばかりのFX投資
- FX投資で勝つ
- 欧米投資家
- FX投資成功の出発点