変動感覚は春夏秋冬の如く
相場の変動感覚とは、春夏秋冬の如きようなものかもしれません。
- 冬の次には春が来て 春の次には夏が来る
- 夏の次には秋が来て 秋の次には冬が来る
冬の終わりには春一番などの春の兆候がでてきます。でも、春一番が吹いた後でも何度も寒が戻り、なかなか春らしくはならないですね。でも、冬の後には必ず春がきます。冬がずっと続くことも無ければいきなり夏になる事もありません。
「でも、いつ春になったかは後からしか判断出来ない」
これは、相場の大底が後からしかわからないのと似ています。
相場の自然な流れ
相場の大底を当てることは基本的には不可能と昔から言われます。仮に当てたとしても、それは「たまたま当たった」にすぎない事が多いのです。
しかし、相場の流れはいつも同じです。
- 上げ相場の後には下げ相場がくる
- 下げ相場の後には上げ相場がくる
春夏秋冬と違うのは、相場の周期は季節のように定期的では無いという部分でしょう。為替相場の不定期の流れを感じとるのが場帳とグラフの役目です。
変動感覚を磨くというのは、下げ相場の時に「そろそろ下げ相場も終わりかなぁ」とか、「上げ相場に移りだしたかなぁ」というのを漠然と感じ続けていくようなものです。
変動感覚のイメージ
「今日から上げ相場になる!」
場帳とグラフを記入していてもそう断言できる事はまずありません。それは、冬の終わりに「今日から春になる!」と決めるのが難しいのに似ています。
ゆるやかな感じの中でゆったりと相場の流れを感じていきます。
変動感覚を感じながら売買をしていく。その姿は、私たちが季節の移り変わる時に、着る服を変えていくのにも似ています。冬には冬の服を着て、夏には夏の服を着ます。
変動感覚を感じながら売買をするというのは、上げ相場と感じたら上げ相場の売買をして、下げ相場と感じたら下げ相場の売買をする・・というだけの事です。
春夏秋冬を日本人がゆったりと感じていくのと同様、毎日の場帳とグラフで為替相場をゆったりと感じていくのが、変動感覚だと思っています。・・・ これは、あくまで今の私レベルでの話です。
投資家の成長に合わせて変動感覚も成長する
この変動感覚は、これからも磨いていくに従って私の見方も変わってくるかもしれません。実際、5年前にこのメルマガが始まった頃の私の変動感覚への理解とは大分違ってきています。・・・ 多分、これにはきっちりとした答えはありません。
それでも、ある程度のレベルに到達すれば株でも商品でもFXでも利益が出せる投資家へと成長していきます。焦らずにじっくりと1日1〜5分程度の作業を続けていけばこれからも少しづつ成長していくのだと思います。
この辺の事は、実際に半年くらい書き続けてみると少しづつわかってくると思います。次の相場は予想するものではないも併せてお読みになって頂けると理解が深まります。
FXとは・・勝者1%の基礎 目次
FXとは・・勝者1%の基礎 目次
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- プロスペクト理論と利大損小の関係
- FXの真実 勝者は1%
- 投資家心理は不公平
- FX破産のメカニズム
- FX 勝つ最初の準備
- FX 損切りが出来るようになる手順
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- 損失回避本能のまとめ
- FX 予想は失敗の元凶
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- 磨くべきは変動感覚
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- 相場は予想するものではない
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